4seasons bicycle の日記

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【NHK衛星(BS)契約】突然結ばされた衛星契約を破棄できるのか・・・その②

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前回の続きで引き続き重い話になります。
契約を破棄できたと考えればこちらの要望は通っておりますので、そこまで重く考えなくても良いのかも知れませんが、私の彼女の様な正直者のいわゆる良い人が嫌な思いをさせられる世の中が法律的な後ろ盾を得ていると考えると晴れやかにはなれませんね。
ビックカメラで値切って得をしている様な私の様な人間にたまにばちが当たる程度なら良いんですけどね(笑)

前回は事の顛末とそのバックボーンを自分なりにお伝えしました。
今回は実際に私がどう考え、どういう行動をとってどういう結果が得られたかを記していきます。


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今回の件で私が求めるもの

ちょっと偉そうなことを語りますが、交渉事において”自分が何をも求めているのか”をはっきりさせる事は重要だと思います。どうしても今回の様な理不尽に思う様な立場に立たされた時に、感情的になって論点がずれてしまったり、水掛け論になったりしがちです。
そうならない様に冷静になって”自分がどうしたいのか””どういう結果が欲しくて行動を起こすのか”を考えておくと良いと思います。(偉そうですみません。)

私が今回求める結果はNHKの体制改善でも社会の不条理を訴えたい訳でもなく、ただただこの契約を無かった事にしてもらいたい。それだけです。
それだけと言ってもなかなかハードルが高い気がしていましたので、この結果が得られなかった場合どうするかも考えてはいました。もし契約が破棄されない場合はそのまま衛星放送を見るつもりはありませんし、心情的にNHKを見る気も起りませんし、ましてそこにお金を払う気にもなりませんので、テレビを譲渡して衛星放送も地上波の契約も解約するつもりでした。
実際にインターネットで調べてみると、解約(契約破棄)できた人もいれば、できずにテレビを捨てる事を選んだ人も居るようです。ただ後者の方は文面を見る限り恐らくケンカ腰になって自らその結果を選んだ方が多いようです。(あくまでも私の目に留まったケースの話になります。)

どうやって契約の破棄を訴えるのか

その①でも触れた様に私たちに法律的な後ろ盾は期待できません。”ケーブル云々”で争うのもありかも知れませんがこれは法律の解釈の話になり意見が割れますし、向こうはこの件の法律関係の話は絶対に私たちよりも遥かに勉強している筈です。(勉強しているのはNHK職員であって調査員はその限りではないと思います。)

ではどうしたかと言えば単純に”きちんとした契約の説明が受けられない状態で、半ば契約を強制された様な形になったので今回の契約を破棄して下さい”と訴えました。
何か非常に弱い論拠な気がしますが、一番これが自分としても納得できましたし、これに関しては紛れもない事実です。 もちろんもう少し実際には肉付けして要望はしていますが、根幹はこの様な内容でした。

電話してみましょう

こちらからアクションを起こさない事には何も始まりませんので、契約書を書かされた翌日、朝一番に電話します。

放送受信契約の受付
フリーダイヤル 0120-151515
受付時間:午前9時~午後8時(土・日・祝日も受付)      12月30日午後5時~1月3日はご利用いただけません。

先ず上記の番号に掛けます。ちなみに電話して分かった事ですが、ここに電話して出るオペレーターは恐らく調査員等と同じで外部の委託事業者で、契約云々をどうするかの権限はもっていません。
NHKの地方局に回されるだけですので、こちらの人にあまり労力を使っても仕方ありません。


NHK(本職)からの電話

週が明けて月曜日の朝10時にNHKから電話がありました。なかなか言葉にするのは難しいですが、調査員(実際には私は直接話していませんが)やオペレーターとは違い、すごくまともな電話の対応でした。私としてはこの時点でかなりNHKに対する不満は募っていた状態でしたが、そんな状況の私ですら好感を覚えてしまう位きちっとした応対でした。恐らく慣れているのと、あくまでも私はNHKからしてみれば”客”ではあるのでその考え方がしっかりあるのかも知れません。あくまでも今回私に対応してくれた職員は、という話にはなりますが。
曰く「お客様が契約して頂いた内容に関してまだこちらに報告が上がって来ておりませんので、内容を確認次第具体的な契約状況も聴取した上で改めてお電話させて頂いてもよろしいでしょうか」との事でしたが、話が進む前に予めこちらの要望をしっかり伝えておきます。

  • 調査員の説明は不十分かつ常識的に逸脱した行為が見られる状況での契約だったので契約自体を破棄してもらいたい。
  • その上で改めてウチの場合で契約が必要なら調査員ではなく、きちんと説明できる人間を、予め日時をきちんと決めた上で来訪して頂ければ二人できちんと説明を受けます。その説明で「ウチも入らなければいけないね」と納得できればきちんと契約させて頂きます。
  • 契約の破棄が認められない場合は心情的にNHKをこれからも見たいとは到底思えませんので、テレビを譲渡する事で衛星放送と共に地上波も解約します。
  • (心情論ですが)今までNHKの地上波は好きな番組もあり受信料も納得して支払いをしていたので、地上波の契約を解約させるような結果にはしないで下さい。

と要望を伝えて、折り返しの電話を頂ける時間を決めて終話しました。

結果

折り返しの電話で「調査員に契約の状況を聴取した所、お客様の仰る様に適切な手順で契約をしていない事が分かりましたので、今回の契約はお客様のご要望通り破棄させて頂きます」と回答頂けました。
またそれだけではなく、資料を送るのでそれを見て衛星放送の契約に関しては私たち自身で判断して下さいとの事。加え、今後調査員をわが家には訪問させないともお約束頂きました。(ここまでしてくれるとは思っていませんでした。)

振り返ってみて自分なりに何が効果的だったか。

今回の契約破棄に至った経緯は私には正確なところは分かりません。もちろんNHKの職員には「調査員の対応が不適切かつ説明も不十分だった」とは言ってもらっておりますが、それなら契約は保留にして再度説明に来るという手段も向こう側にはあったと思います。(その場合私は説明を待たず地上波と共に解約するつもりでしたが、) 私なりに今回の結果を得られた要因を考えてみると、

  1. すぐに対処した
    これが一番の要因な気がします。NHKの側の手続きがどうかは分かりませんが、日にちが経てばそれだけこの契約はお偉い方の決済を経ている可能性があります。そうすれば電話対応してくれた職員がどうこうできる範疇を超えてしまう可能性はあると思います。
    例えばインターネットで物を買ったとして、それが梱包されて配送業者の手に渡ってからキャンセルしたいと言うより、梱包される前にキャンセルしたいと伝えた方が業者の立場から見ても応じやすいはずです。
    インターネットで私の様な形で契約を結んでしまった方でも、すぐに対応した方はキャンセルできている方が多いように思います。

  2. いくら腹が立っていても喧嘩腰に対応しない
    逆に契約の破棄にまで至らなかった人もインターネット上を見ると居るようなのですが、その方々の多くは「衛星放送なんか見ないんだ」とか、NHKの体制批判だったり、契約の自由を喧嘩腰に訴えている人のように思います。NHKの放送は見る・見ないの話ではなく、見られる状態にしているかいないかが重要なのです。

  3. 地方局の職員次第??
    こちら側に契約の不当さを証明するものがない限り、ある程度の部分は判断を下す向こう側の人間次第だと思います。私はそう考えたので喧嘩腰にならないように気を付け(実際にはある程度の段階まで結構腹は立っていましたよ)、こちらの気持ちを理解してもらえるように努めました。(ただこれが功を奏したとはほとんど考えられません。)

    今回の自分のケースと同じ様に対応して頂いても同じ結果が得られるかは分かりませんが、少しでも私の様に不安や憤りを覚えてる方の参考になれば幸いです。